令和5年(2023年)沖縄遺骨収集奉仕活動

2月8日(水) 糸満市役所、戦没者遺骨収集情報センターご挨拶

羽田空港には人の波が戻ったようです。コロナの影響も和らぎ、航空機を利用しての修学旅行も復活したのでしょう、空港待合室には修学旅行生が溢れていました。JALの機内も昨年よりも一段と乗客が増えました。

経済活動や人の移動が萎縮している‥‥。こう言う時だからこそ沖縄に行かねばならないと、私達は信念にも似た覚悟を持って、コロナが蔓延している渦中でも、一度も中断する事なく沖縄に通い続けました。毎度の事ですが、機上の人となれば決意して良かったと心から思えます。沖縄遺骨収集を中断せず継続した事に自信と誇りを感じている今日この頃です。(^o^)

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

富士山ですね。今年の富士山はどうしているかな?と写してみました。富士山のちょうど真南ぐらいから撮影しています。北風の当たる北側よりも反対の南東側に積雪が多いように見えます。

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

静岡県側から見た南アルプスの山々が写されています。山稜は雪に覆われ寒々しい風景です。ただこれまで長く沖縄遺骨収集は一月に実施してきましたが、数年ぶりに今年は二月に実施という事で、南アルプスを覆う積雪面は、一月のそれと比べて大幅に少ない印象を受けますね。

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

機上から沖縄本島南端を見ています。飛行機はすでに高度を落としながら着陸態勢に入り島尻を右旋回で飛行しています。ご覧のように、今年は摩文仁のかなり沖合を旋回しています。那覇空港が混めば混むほど、島尻の旋回は南へ南へと伸びていきます。実際に飛行機もアイドリングしていると思えるぐらい静かで、行列に並んでいるかのように、まったりと飛んでいる感じでした。残念~~~。と言ったところですね~。因みに写真中央部付近の海岸線の緑が濃い部分がありますが、そこが私達がと遺骨収集に取り組む場所である摩文仁ですね。

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

那覇空港への直線アプローチに入っています。本島島尻の海岸線が接近して参りました。見えますかね。写真中央部の海岸線に白い塔が立っていますが、そこが喜屋武岬灯台ですね。同灯台は改装工事が進められていましたが、もしかしたら工事は完了しているかも知れません。また同灯台のすぐ横には「平和之塔」がありますし、灯台から海岸線を写真手前側に500m程進むと「具志川城跡」があります。海に突き出た海岸線が見えますが、一番突出しているのが荒崎海岸で本島最南端の場所です。近くに「ひめゆり学徒散華の跡」があるはずです。また更に奥の突き出た海岸線が大渡と摩文仁になります。緑が豊かな樹林帯となっているのが見てとれますね。

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

着陸した瞬間です。ジェットエンジンの航空機は、着陸時にはエンジンの羽根を転回し、逆方向に噴射させる事で制動力を生み出していますよね。着陸してすぐにエンジン音が一段と大きく「ゴーーー」と聞こえてきますが、あの音が逆噴射している音ですよね。あの音を聞く度にホッとするのは、私だけでは無いはずですよ。(^o^)

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

飛行機は羽田空港離陸後、約三時間程で那覇空港へ着陸しました。埋め立て面積が約160ヘクタールと、大規模に造成され令和2年(2020年)3月26日から運用開始となった那覇空港第二滑走路へ着陸しました。写真はすでに着陸し減速している段階で撮影しました。那覇空港上空の雲が少ない事からも解るように、冬型も緩んで北風も弱いらしく安全安心なランディングでした。遠くに第一滑走路にある航空自衛隊の格納庫群が写されていますから、第二滑走路はかなり沖合に設けられた事が解ります。第一滑走路との距離は実に1310mもあるそうですよ。(^o^)

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

第一滑走路を横断しています。

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

エプロンエリアに入ってきました。右側にJALの中型機が駐機していますが、その奥に同じ形をした飛行機が三機駐機していますね。こちらを向いて二機、反対側を向いて一機。これらは海上自衛隊の「P-3Cオライオン」です。対潜哨戒&攻撃が任務の航空機ですよね。エンジン部に羽根がある事から、まさかレシプロ? と思われた方もおられるかもですが、ターボプロップエンジンです。対潜水艦が任務ですから潜水艦を探知・発見した場合、旋回径を小さくしなければなりませんが、その点プロペラ機だと旋回径を最小に出来ますからね。

戦没者遺骨収集情報センターご挨拶

私達は糸満市役所を訪れた後、戦没者遺骨収集情報センターにご挨拶する為にお伺いしました。本日から13日間ここ沖縄の摩文仁で遺骨調査・収集作業に取り組ませて頂きますので、同活動の統括部署である戦没者遺骨収集情報センターを訪ね、まずは到着のご挨拶をするのが慣例となっています。因みに、私達は「南部戦跡遺骨収集会」という団体名でセンターに登録した上で活動しています。

また遺骨収集奉仕活動に関わる手続き上の手順や事柄について変更や修正が時折行われるので、そうした変更の有無についても確認し、掌握した上で適正にルールを遵守するように努める為にも、初日に戦没者遺骨収集情報センターを訪ね、ルール遵守等についてすり合わせをするのは必須となっています。

戦没者遺骨収集情報センターご挨拶

令和5年(2023年)2月8日/沖縄遺骨収集の様子no.

戦没者遺骨収集情報センター前で記念撮影をしました。左側からベテランの福岡さん、そして中央が岩下センター長。そして調査員のIさんです。私達は情報センターに足を向けて寝られないぐらいに、多大にお世話になっているのが実情であり、毎年のご高配に感謝しつつ、本年も今日からよろしくお願い致します。(^o^)

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