平成24年(2012年)沖縄遺骨収集奉仕活動

2月16日(木) 林先生他3人、与座岳斜面で予備調査

午前は雨の予報が出ました。午後は晴れ間が広がるという天気予報ですから、午前中雨をしのぎ何とか持ちこたえればそのまま午後まで調査は実施できそうですね。今日は林先生、松永さん、吉井さん、そして私の四人で、与座岳斜面の調査を実施することになりました。午前は雨との予報です。実際に雨が降っていますが、幸いシトシト雨ですから、それほど難儀ではないと思われます。雨の日は滑りやすいので滑落等に十分気をつけて、今日も一日頑張りましょう。(^o^)

与座岳は摩文仁の司令部を守備する最後の防御戦線の一角を占めます。八重瀬岳から続いた要衝にあり、西は更に国吉、真栄里とが続いて防衛ラインを形成しています。実際に与座岳にも数多くの守備軍の構築壕があると確認されています。

金光教の遺骨収集奉仕活動でもかつて何度か収集奉仕活動が為されていますが、とにかく範囲が広いので、林先生ももう一度この一帯がどうなっているのか調査してみたいと言うことで、私たちで現地調査をする事と相成ったわけです。

与座岳斜面で予備調査

予備調査の様子1

壕がありました。中に入ってみましょう。

予備調査の様子2

壕の中から撮影しました。入口は結構大きいですね。

予備調査の様子3

内部は結構広いですね。何十人とかは滞在できそうです。

予備調査の様子4

これは一体何でしょうか。私たちもちょっと解りません。誰か教えて下さい。

予備調査の様子5

壁面が煤で真っ黒ですね。激しい攻撃を受けたのでしょう。ご覧のようにドリルの刃を打ち込んだ跡が見えます。壕内を拡張しようとしたのですね。

予備調査の様子6

遺骨収集は終了していますが、ちょっと探すだけでこんなに遺留品が見つかります。

予備調査の様子7

クマデで土を掘り返している吉井さんです。

予備調査の様子8

開口部かこんなに小さいのも何カ所かありましたよ。

予備調査の様子9

一番高い所に登って撮影してみました。何しろ凄いジャングルですから、自分がどこに居るのかサッパリ解らない状況になってしまいました。

予備調査の様子10

斜面部分はご覧のようにかなり急峻です。落石の発生には注意ですね。

予備調査の様子11

蔓植物に隠されていますが、壕がありました。

予備調査の様子12

本当に壕の数は多いですね~。与座岳斜面の地際に連続して壕が連なっているという印象です。ただ残念ながらその全てが収骨済みのようです。

予備調査の様子13

お昼ですよ~。(^o^)

真栄平にある「清風」というお店に立ち寄りました。古民家のように風情ですね。

予備調査の様子14

皆さんニコニコ。お腹がぺこぺこ、ソーキそばがとても美味しかったですよ。

単独で摩文仁調査

午後は皆さん用事があると言うことです、午後は私が一人で引き続き調査をすることになりました。単独ですからね、壕には入れません。事故の無いように十分注意して行動します。(^o^)

単独で摩文仁調査

遺骨調査・収集の様子15

単独ですからあまりハードな場所は避け、こんな感じの無難なジャングルを前進します。

遺骨調査・収集の様子16

面が丸くなっていますから、砲弾の破片でしょうかね。

遺骨調査・収集の様子17

入ってみた~い。でも単独ですから断念です。いつか必ずこの壕に入るからね。

遺骨調査・収集の様子18

ウ~~ン。右側から土砂が流れてきて、目の前にある壕口を塞いだ…。そんな印象があるので、もしかしたら未発見の壕があるかも…。可能性を信じて、ここを掘ってみることにしました。さあやるぞ。

遺骨調査・収集の様子19

クマデを置いて作業する場の大きさを見て頂こうと思いました。ご覧のようにかなり掘り進めましたよ。半分ぐらいは進んだかな。

遺骨調査・収集の様子20

掘って掘って掘りまくりました。しか~し。穴はありませんでした~。(T_T)

遺骨調査・収集の様子21

艦砲砲弾の不発弾がありました。大きいでしょう~。(^o^)

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