平成26年(2014年)沖縄遺骨収集奉仕活動

1月26日(日) 遺骨収集事前調査(林先生他5名)

早朝の天気予報では、午前中雨の予報がでましたが、朝から快晴に近い好天となりました。ラッキー。(^o^)

本日の調査地域はまず荒崎海岸にて調査をし、午後は状況を見て摩文仁に戻るという流れになりそうです。参加者は、八重瀬ガイドの会からも会員が駆けつけて下さるとのことで、賑やかな事前調査になりそうですよ。

遺骨収集事前調査二日目の様子

遺骨収集の様子1

荒崎海岸にて調査の開始です。まずは海岸側からアダンが茂るジャングルに入っていくところです。遠くに摩文仁之丘が見えますね。ここから距離にして4.5kmほど離れています。

遺骨収集の様子2

この辺はアダンが最も強力最大に茂っているところです。時間はかかりますが、皆さん手慣れたもので、グングンと前進していきます。

遺骨収集の様子3

アダンの茂みを抜けて、遺骨収集調査を開始しました。荒崎海岸は遠目には平坦で隠れる場所も無いかのような印象を受けますが、場所によってはご覧のような岩が連なっており、結構身を隠すには都合の良い場所も多いです。

遺骨収集の様子4

内陸側に進ほど、木ではなく雑草が繁茂している一帯になりますね。この辺りはアダンは見かけません。やはりアダンは他の植物にとって生育が厳しいと思われる岩場などで最も強力に自己主張しているようです。

遺骨収集の様子5

ジャングルでは蔓性の植物も結構繁茂していますし、茎がビョ~~ンと恐ろしく長い植物もあり、これらも蔓のように私達の前進を阻みます。

遺骨収集の様子6

荒崎海岸では遺品に出くわすことも少ないのですが、地面に軍靴の一部がありましたので、見やすいように岩の上に置いてみました。

遺骨収集の様子7

これはアダンの実ですね。ヤシガニが好んで食べるそうですよ。

遺骨収集の様子8

林先生の目にゴミが入ったという事で、嶺井さんが目薬をつけているところです。目薬は目にゴミが入った場合は、本当に有り難い存在となりますから、遺骨収集に参加される方は、どなたも携行することを強くお勧めしますよ。

遺骨収集の様子9

これは何という花でしょうかね。この一帯にたくさん咲き誇っていました。

遺骨収集の様子10

磯では釣りを楽しんでいる方が居ました。ご覧のように海はかなり荒れていますが、撮影したときに丁度魚を釣り上げました。

遺骨収集の様子11

八重瀬町で活躍する八重瀬町ガイドの会のメンバーも遺骨収集調査に加わって頂き、大勢での事前調査となりました。午前の部はこれにて終了です。皆様お疲れ様でした。

遺骨収集の様子12

すでに帰路についています。この小道を150メートルほど前進すると、「ひめゆり学徒散華の跡」があります。荒崎海岸に出てみたけど、「ひめゆり学徒散華の跡」を発見できなかったという話を時折聞きますが、この小道を見つけたら絶対に到達できると思いますが、どこか別の場所の海岸部に出ているのでしょうかね。その点は不明ですが…。

お昼ご飯ですよ (^o^)

遺骨収集の様子13

この「ひめゆりそば」さんは、ひめゆり之塔の道路を挟んだ反対側にあるお店です。私は以前この店に入るまでは、場所柄観光客向けのお店かなと思っていましたが、どっこい地元客が大勢詰めかける、“地元御用達” のお店でした。ですから、ボリューム満点の美味しい料理が出てきますよ。ぜひおたずね下さいませ。

午後の調査開始

遺骨収集の様子14

この門中墓を見ただけで、現在位置が解る方は凄いですよ。いやそれ程でも無いかな。

遺骨収集の様子15

午後の調査開始です。本年の事前調査もあと半日という事になりましたから、事故の無いように気をつけながら、気を引き締めて取り組みましょう。

遺骨収集の様子16

穴をのぞき込む金城さんです。この後金城さんは中に入っていきました。

遺骨収集の様子17

この壕も深さが十分あり、申し分のない壕でした。

遺骨収集の様子18

ご覧のような大きな岩が連なり、隠れやすい場所がかなりありました。

遺骨収集の様子19

壕の中から撮影しています。ここも大きな壕でした。開口部も北側を向いており、艦砲砲撃の直撃は避けられる好位置にありました。

遺骨収集の様子20

この辺り一帯に言える事ですが、結構急勾配の場所が多いです。

遺骨収集の様子21

夕方になったので遺骨収集調査作業終了しました。すでに出口に向かって歩みを進めているところです。参加者全員無事に下山できそうですね。今年は天候に恵まれ、初期の目的は十分に達成されたといって良いでしょう。事前調査に参加した皆様、お疲れ様でした。

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